コース概要

デザイン人間科学国際コースは、英語能力が十分である留学生のための博士後期課程のプログラムです。そのため英語のみで博士号の取得が可能です。博士後期課程独自開設科目はもちろん、「生理人類学」「知覚心理学」「生体情報数理学」の3分野から提供される修士課程開設科目を履修する場合でも英語で教育します。年2回の入学(4月と10月)があり、来日しなくても入学試験を受験できます。チラシはこちらからダウンロードできます。

デザイン人間科学コースは、日本人学生と留学生のためのプログラムで、修士課程と博士後期課程があります。基本的に日本語で教育を行いますが、デザイン人間科学国際コースの学生が履修する科目は英語授業に切り替わります。特に修士課程の学生は、上記3分野の特定分野のみに偏らないように科目履修することになっているため、デザイン人間科学分野の幅広い知識に支えられた専門性を身に付けることができます。修士課程は4月入学のみ、博士後期課程は、4月と10月入学が用意されており、入学試験は共に本学で実施されます。

講座紹介

生理人類学

人間の生理特性を深く理解し応用する能力を開発します。

製品や環境が、人間の中枢神経系、自律神経系、内分泌系および免疫系の生理反応に及ぼす影響や、使いやすさの生理学的評価について考察できるような体系的な教育を行います。

知覚心理学

人間の知覚心理特性を深く理解し応用する能力を開発します。

製品や環境が、人間の知覚システムに対してどのような課題を与え、知覚システムがそれをどのように解決するのかについて、体系的な教育を行います。

生体情報数理学

数理工学的手法により人間特性を深く理解し応用する能力を開発します。

人間特性のデータ処理や数理解析を行い、その結果に基づいて人間特性のモデル化や最適な環境設計を行うことができるようになる体系的な教育を行います。

アドミッションポリシー

デザイン人間科学コースでは人間の特性を科学的に探究し、人間にとって最適な環境、物、情報の総合体を提案できる人材を育成することを目指しています。

生理人類学講座では、人間の形態および生理特性を調べることによって、 安全で快適な製品や生活環境を考察するための体系的な教育研究を行います。

知覚心理学講座では、人間の知覚システムが製品や生活環境からの情報をどのように受け取り、どのように意味づけているかを考察するための体系的な教育研究を行います。

生体情報数理学講座では、人間の生理・心理計測データを解析・処理する数理工学的な基盤に立って、最適な製品や生活環境を設計するための体系的な教育研究を行います。

そのために本コースでは、デザイン人間科学を目指す明確な動機があり、探究心が旺盛な学生を求めます。